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ピクニックとは?/ キャッシュワン

[ 405] Sony Style|遊びスタイル|ピクニックとまいりましょう
[引用サイト]  http://www.jp.sonystyle.com/Asobi/20041001/

あらためて考えてみると「ピクニック」っていったい何でしょう? ピクニックの歴史やあり方を研究し、自らも日ごろピクニックを楽しんでいる「ピクニックの師範」に、教えていただきました。
1802年3月15日、ロンドンで「ピクニック・クラブ」が結成されました。これがピクニックのはじまりといわれています。ただ当時は野原でピクニックをやったわけで
なく、都会の真ん中のカフェのようなところで政治や文学を語り合うものでした。この頃はかしこまった社交ばかりでしたから、ピクニックみたいにホストとゲストがいない自由な集まりは反社会的なものと思われていたらしく、当日の晩は不測の事態に備え、警官が寝ずに待機していた、というエピソードも残っています。
1840年代、イギリスに「公園」が次々とオープンしていくのをきっかけに、公園や野原に出かけて、草の上で食事をする、現在のピクニックのかたちが少しずつできていきます。1863年にはマネが「草上の昼食」を描きますが、あれが当時のピクニックなんですね。ひとことで言うと、最先端の「社交」だったんです。
20世紀になって、モータリゼーションの発達とともにピクニックは大流行し、ピクニックセットもたくさん作られるようになりました。20世紀の初めのほうは、ピクニックの黄金期だといえます。ちなみに日本でも江戸時代から、花見や野点など、ピクニック文化はしっかりと根づいていました。
ところが、いまの日本の都会は、公園も狭いし、自由に座れる芝生も多くありません。芝や野原の上で食事を楽しみ、人と出会い、時間を忘れて語り合い、自然と文化を楽しみたい。そういう主張を持って、東京ピクニッククラブを結成し、皆と楽しんでいます。
僕自身、奥さんと二人だけでもよくピクニックをします。話をすることもあれば、芝の上で思い思いに別なことをすることもあります。ただ場所と時間だけを共有する、それだけでも充分なのです。特に秋は、絶好のピクニックシーズンです。
ピクニックは、気取らない「社交」ですから、人と気軽に豊かな時間を過ごすのが基本。場所や食べ物、道具にちょっと凝ってみたりするのも楽しい。ピクニックは、素敵な大人の遊びなんです。
建築家の太田浩史氏・伊藤香織氏、プランナーの松田朋春氏が発起人となって、ロンドンのピクニック・クラブ設立200周年の2002年に東京で結成。都市計画に携わる人や、主婦、写真家、雑誌編集者、フードコーディネーター、放送関係者、ミュージシャン、研究者などいろいろな職種の人々が参加。ピクニック文化の普及をねがい、展覧会の開催など(ゆったりと)活動している。
よく似ているけれど、ハイキング【hiking】は、運動・楽しみのために郊外や野山を歩く遠足のことであり、ピクニックとは別のものである。ザックを背負って60分以上歩くのはピクニックとは呼びがたい。また、山登りもそぐわない。交通機関を降りて少しだけ歩いた場所、都市の公園、自宅の近所、田園の端っこ、というのがピクニックの場所としてふさわしい。なお、他の類語に【野外バーベキュー】や【キャンプ】もあるが、これもピクニックではない。ピクニックは、基本的に火、つまり現地での料理を伴わないのである。

 

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